■ 高山(2002年8月) |
続いて訪れた高山市政記念館は、市町村制が始まるのに伴って作られた高山町役場の建物だそうです。今となっては大きな建物ではないですけど、細部まで手の入った建物は、さすが高山ですよね。この施設、入場無料というのがいいです。たたみの部屋では、完全にくつろいでいるご家族もいらっしゃいました。休憩所状態? |
|
ここでほぼお昼なので、本日の昼食を食べに行きました。昨日の夜のお店で教えてもらった角一亭とと楽というお店で、朴葉味噌定食を食べました。高山名物でもあるこの朴葉味噌は、味噌の焦げるかおりが何とも言えない食欲をそそります。これがまた、ご飯が進むんですよね。朝食を食べ過ぎたことに、今更後悔してしまいました。味はちょっと甘辛いという感じで、味が濃く、これ単独で食べるのはかなり厳しいものがあります。 東京のお店だとお肉とか載っていて、お酒のおつまみという感もありますけど、この時食べた味は、お酒よりご飯の方が欲しくなるよなーという感じでした。 |
|
食事をとりおわると、高山駅に戻ってきました。帰る予定の特急よりまだ3時間も早いのですが、特にやること(食べ残したもの)もないので、空席があれば早い時間に帰ろうかと目論んだのです。ところが、どの列車も満席。名古屋までのグリーン車がかろうじて空きがあるとのことですが、乗り継ぎの新幹線の都合もあるので、早めに高山を離れるのを諦め、もう少し見物をすることにしました。 ここで思い出したのが飛騨の里という場所。市街地から少し離れたところにある、合掌造りの建物を展示しているところです。バスは直前に出てしまったらしいのでタクシーで行く必要があるのですが、グリーン車で早く帰るのと比べると安いものです。駅で待っていても仕方ないので、出かけました。 10分ほど走ると、お土産物屋さんが並ぶ一画が見えてきました。いかにも観光地らしい雰囲気を醸し出しています。中心地から少しはなれた場所でもあり、誰もいないのでは…と思いきや、やたらと高校生がいました。しかもみんな高級そうなカメラを持って。様々な種類の制服を見かけたから、恐らく複数の高校なのでしょう。何かイベントでもやっていたのでしょうか。 そんな飛騨の里ですが、園内はのどかな風景が再現されています。國の文化財に指定されているような白川郷から移設された民家などの他にも、水車や神社、さらには畑や田んぼまでがあり、実際に農作物を育てています。ここまで徹底しているとは思いませんでした。ちょっとしたテーマパークではなく、本当に昔ながらの生活風景を再現したかのようでした。そして建物の中では、「さるぼぼ」作りなどのいろんな体験教室が行われていました。 高校生達が何だったのか、結局最後までわかりませんでしたが。。。 帰るとき、事前にここのHPには「タクシーが常駐している」と書いていたので安心していたのですが、どこにも見あたらない。。。窓口の人に聞いてみると「そんなものは無い。自分で電話して呼んで下さい」とのこと。こういう案内の間違いは仕方ないとしても、係員から一言も誤りがなかったというのは、ちょっと附に落ちませんでした。バイトだから仕方ないのでしょうけど。 ひょっとしたら1台くらい通り過ぎるかもと思い、とりあえずお土産物屋前を歩くことに。そうしたら、すぐに目の前をタクシーが。しかし乗せてもらおうと手を振るも、追いかけて走るも、運転手さんは気づかずに素通りしてしまいました。ちょっと悲しくなっていたら、この様子を見ていた別のタクシーの運転手が無線で呼んでくれたの。先程のタクシーは、すぐに戻ってきてくれました。イヤな思いをした直後だっただけに、ちょっと嬉しかったですね。 |
|