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 ■ 立山黒部アルペンルート弥陀ヶ原(2001年10月)

バス停に戻って、弥陀ヶ原の散策です。だだっ広い台地の中を、木道がのんびりと延びています。地平線というか、台地の端まで続いている木道を歩くのは、とっても気持ちよかったです。周囲は高山植物ですので、立ち入らないようにしましょうね。

しばらく歩くと、小さな池が見えてきます。木道周辺の一面に広がるこのエリアには「餓鬼田」と言われる、小さな池が湿原の中に散在していました。枯れた植物が低温のために腐敗せずに、そのまま堆積してできた泥炭湿原だそうです。

あきらめていた紅葉ですが、それなりにきれいな場所もいくつかありましたよ。ほとんどは上の写真のように、紅葉を過ぎた枯れたような感じだったんですけどね。でも、だからこそ一層、右の写真のような木々が目立ってくるんですよね。

どんよりした天気が続いてあきらめていたのですが、バスに乗り込む10分ほど前に、急に視界が広がってきました。雲が移動して光が射し込み、今まで見えなかった山々を目の辺りにした瞬間は、嬉しかったのと同時に、感動しました。すぐ近くに、雄大な山々が横たわっていたなんて!
やはり、山の天気は変わりやすいんですね。

名残惜しみつつも、バスは一路次の目的地「室堂」に向けて出発です。先ほどの餓鬼田も、より標高の高いところから見ると、こんなに点在していたんですね。それにしても、こんなに標高の高い場所に、こんなに広い台地が広がっているなんて、ちょっと不思議な感じ。

もう少し標高も上がると、大きな木が見れなくなりました。高山性の植物にかわってきたんですね。視界を妨げるものもなくなってきたためか、遠くの滝を見ることも出来ました。その姿からソーメン滝と呼ばれているそうです。
ここまででも感動の連続だったんですけど、この後待ち構えているものは想像出来ませんでした。


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