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 ■ 築地(2006年9月)


 今回の築地市場は、もちろん食事目的。「天房」という天麩羅のお店を訪れました。ものすごく長い列が出来てて、結構待ちそう…と思って並んでたら、隣のお店の列でした。紛らわしいんだよぉ。改めて並びなおしたあと、30分で中に入れました。もうちょっと早く気づいていればよかった!

 お店の中はこんな感じ。細長い店内の奥に厨房を配置し、手前はテーブル・カウンター席にしてるせいか、場内のお店としてはちょっと広い印象です。



 今回いただいたのは、このお店の名物にもなってる(であろう)穴子天丼(1100円・味噌汁別)。丼からはみ出んばかりの大きな穴子が2本載ってます。肉厚で脂ののった穴子は食べ応え満天!ごま油の薫りが食欲をそそります。甘めのタレが、いい感じで穴子の旨さを引き立ててくれます。
 ちなみに下の写真は、芝えびと穴子の天丼(1200円)。ちょっと頂いたのですけど、芝えびのカリっとした食感と甘さが何とも言えない美味しさです。両方味わいたいのなら、こちらがオススメですね。

 市場の一画に、ちょっと古い木造の建物発見。コンクリートの建物が多いなか、ちょっと異色の存在です。きっと昔から使われている建物なんでしょうね。



 市場内にはいろんな社があります。生き物を扱う場所ですからね。こちらはそんな社のひとつ、「水神社」です。その名の通り水神様が祭られているのですが、その歴史は1590年、日本橋魚河岸の時代から続いているそうです。一緒に移転してきたんですね。
 この神社の境内のもうひとつの顔は、上の写真左側に写っている「旗山」と書かれた石。元々この地は松平定信の庭園「浴恩園」であったが、明治維新後に日本海軍の本省が置かれていたそうな。で、海軍卿旗を掲げていた庭園の山がいつの日か「旗山」と呼ばれるようになったそうです。それを示す記念碑として、この石が昭和12年につくられたそうですが、日本橋から市場が移ってきた今でも、当時の様子を示すものとして残されています。






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築地の食事処:魚四季仲家天房