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 ■ 築地(2002年5月)


 この界隈には、昔は運河が張り巡らされていました。今でこそ埋め立てられたり高速道路になったりしていますけど、その形跡はこのように残っています。そしてその上部を公園にしたために、地下には巨大な空間が。目に見えない部分は、こんな風になっているのですね。

 その運河跡の上にあるのがこの築地川公園です。芝生がひろがる、のんびりした公園でした。この一角にはデイキャンプ場まであって、この日もバーベキューをしているグループがありました。こんな都心でバーベキューが出来るのですね!

 公園から見た、聖路加ガーデンです。奥に見えるのがそうですけど、やはり高い建物は存在感がありますね。そして手前に見えるのが、聖路加病院の一部です。この風景、なんだかNYとかにありそうな感じしません?
行ったことないので分からないですけど。。。

その聖路加ガーデンの一番上には展望台があります。八重洲方面が見れないのは残念でしたけど、それでも東京港方面への眺めはよかったです。ちょっと霞んでいましたけど、お台場もはっきり見えました。やっぱり、眺めがいいって気持ちいいですよね。

 聖路加ガーデンの足下には、築地教会がありました。明治7年に開かれたこの教会の当時の建物は焼失してしまい、現在の建物は昭和2年に建てられた木造のものだそうです。ギリシア風の立派な建物ですね。

 「明治学院発祥の地」を表す碑があります。明治10年に、この地に開設された東京一致神学校が元になっているそうです。周辺には、他にも様々な大学の発祥地を示す碑がありました。築地は、学術の盛んな地だったのですね。

 この周辺は、明治時代には外国人居留地として栄えていました。そしてアメリカ公使館(大使館の前身)もこの地にありました。残された8この石標のうち2つが、聖路加ガーデンに設置されていて、当時のアメリカ国章の五稜の星や楯が彫られています。
 今では信じられないけど、本当にこの地が外国文化の場所だったのですね。だから教会があったり、学問が盛んだったりしたんですね。






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