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 ■ 築地(2002年5月)




 聖路加ガーデンから隅田川に出ると、そこは眺めのいい気持ちいい空間でした。ゆったりとした水の流れの動きしか目に入らない空間は、自分の気持ちもゆっくりとさせてくれます。私も大きな階段に腰をおろして、一休みです。

 ただし、この日はちょっと暑かったです。鳩も暑かったのでしょうね。手すりのわずかな日陰に隠れて、じっとしていました。

 こんな所に船着き場が・・・と思っていたら、防災船着き場だそうです。緊急時には、ここから船で避難するのですね。でも非常用にこんな立派なものを・・・と思っていたら、臨時で観光船も寄るらしいですよ。

 聖路加ガーデンの隣にある「あかつき公園」にはシーボルトの胸像がありました。シーボルト=長崎というイメージでしたが、ここ江戸でも指導をしていて、江戸蘭学発展に大きく貢献したそうです。そういえば様々な大学の発祥地であることも、関係しているのでしょうかね?
 ちなみにこの日、この公園では何かのロケをしていました。弁当食べてるスタッフがいっぱい・・・

 慶応義塾の起源は、福沢諭吉がこの地に開いた蘭学の家塾に由来しているそうです。先のシーボルトも含めて、蘭学=最先端の学問が盛んな地だったのですね。
 それにしても、様々な大学の発祥の地がここに集結しているというのも、面白いですよね。

 恐らく運河の跡だろうと勝手に推測してしまうようなビルの谷間の細長い空間に、フィールドアスレチックがありました。結構面白そうなのに、遊んでいる子供はごく僅かです。
 足下の、チップで敷き詰められた土の感触が、ふかふかして気持ちよかったです。

 この辺りは、昔ながらの家並みも残っているのですね。歩道までも巻き込んで、いい雰囲気の縁側になってます。夏になると、ここに縁台なんか出して夕涼みなどするのでしょうね。金魚と風鈴と打ち水が似合いそうな風景でした。






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