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 ■ 黒部峡谷鉄道(2001年10月)

いよいよトロッコ電車に乗り込みます。正式な名称は「黒部峡谷鉄道」といって、全長約20km標高差約380mを約1時間20分かけて進みます。欅平へ向かう電車は、最初のうちは、川や湖が見える右側に乗るのがオススメですよ。

宇奈月を出てすぐ渡るのが、ここ新山彦橋です。橋の朱色が栄えて、絶好の撮影スポットのようです。この橋を渡る時、隣にある道路橋の人に手を振ったら、ちゃんと振り返してくれたのが嬉しかったです(^-^)

少し走り出すと見えるのが、この「新柳河原発電所」です。宇奈月ダムが完成した時、従来の発電所が水没してしまうために作り直したそうです。無機質な建物にしないで、お城風に洒落っ気を出しているのが面白いですね。

小さな沢の谷を渡る時に、一瞬だけ見えるのがこの「仏石」です。ちょっとわかりにくいかもしれませんけど、真ん中よりちょっと右上の部分です。
鉄道の開通以前に、黒薙温泉へ向かう人たちが休む茶屋があって、安全を祈願したそうです。それにしてもこの像、見晴らしのいい場所なのかもしれないけど、トロッコからは判りにくいです。社内放送で言われなかったら、きっと見過ごしてます。

より上流にあるダムから発電所へ水を送る導水管の橋だそうです。ちょっとクラシックな雰囲気の橋は、谷に溶け込んだ景色となっていましたよ。黒薙の駅を出たすぐの、後曳橋から見た景色です。

こちらはその後曳橋。沿線でもっとも深い谷を渡る橋だそうです。その昔、谷の縁に立った入山者が、あまりの谷の深さに後ずさったことから名づけられたそうです。今ではもちろん、トロッコが私たちを運んでくれますけどね。

出し平ダムです。日本初の排砂式ダムです。ダムの底に溜まった土砂を水と一緒に流すことが出来る方式なんですが、この土砂がヘドロ化してしまってるために、流れ出た川や富山湾が汚くなってしまい、環境悪化を招いているとして問題になってます。
激しい動きの一方で、初めて見たダムは静かで落ち着いていました。

このトロッコ電車は、冬場運転していません。雪が深くて、そんな状況ではないみたいです。運転休止中は、レールまで撤去してしまうらしいですよ。そんな時期は、関係者の利用するためのトンネル状の歩道が活躍することになります。それが、この「冬季歩道」です。
トロッコ電車から見えた入り口を辿ってみると、このコンクリートの固まりにたどり着いたのですが。。。たぶん、合ってると思います。


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