■ 皇居東御苑(2002年2月) |
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そしてこれが、江戸城天守閣の跡です。地上からの高さ58m、6層(外観5層)の天守閣が建っていたそうです。家光の時に改修されたこの天守閣は火災のため焼失し、建っていたのはわずか19年間で、その後も再建されることはなかったそうです。 それにしてもこの天守台の石、ちょっときれいすぎました。本当に当時のものなのか、それとも再建したものなのか・・・でも石垣はとても立派なものです。かなり大きな石を使っています。今こんなの作ろうとしたら、大変なことでしょうね。 |
天守閣跡の上は、こんな感じでした。何にもない場所です。ただ広い空があるのみ。遮るもののない空を眺められるのは、とっても気持ちいいですよ。もうちょっと暖かかったら、このベンチでのんびり過ごしていたんですけどね。 こういう場所が都心に残っていて、しかも皇居エリアであっても一般に開放しているのはすごいですよね。願わくば天守閣が復元されていたりすると、とってもシンボリックで楽しいのでしょうけど。復元しないんですかねー。。。 |
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天守閣跡から見た、本丸跡の全景です。今でこそ広場が広がっていますが、江戸城として存在した時には、ここには行政としての幕府の建物がいっぱいあったのでしょうね。遠くにビルが見えてしまうのは、ちょっと残念。こういう場所こそ、景観を大事にしたいですよね。 |
早春のこの季節、梅がとってもきれいでした。江戸城の石垣と梅の花って、なかなかいい感じでしょ |
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梅林坂という場所で、太田道灌が数百本の梅を植えたことが始まりとされているそうです。本丸と二の丸の間の坂に、梅の木が今は50本ほどあります。上の写真でも書きましたけど、石垣と梅の木ってなかなかいい感じです。日本的な感じがとってもしました。 |
二の丸跡は、武蔵野の雑木林を再現したエリアがあります。昭和天皇がこのような場所を作られたそうです。ここだけ見ていると、皇居エリアの中だということを忘れてしまいそうです。もっと陽が出ている時、もっと暖かい時だと、この林も違った印象になるのでしょうね。 同じく二の丸跡には、庭園が整備されています。この日はあいにく工事中で入れませんでした。 |
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二の丸の白鳥壕沿いの道です。幅の広いまっすぐな道が続き、両側にま松の木が等間隔に並んでいます。そして、壕の左側には石垣が平行して続いています。この石垣の上が本丸跡です。 こういうスケールのものを見ると、気持ちよくなりますよね。ヘンにスケールアウトしていなくて、自分のものとして捉えることの出来る大きさ。 |
この後、大手門から退出しました。退出時には、入場時に受け取った入園票を返します。途中にある「宮内庁三の丸尚蔵館」では、皇族ゆかりの品々を展示しており、こちらもしっかりと見学してきました。これだけのものが全て無料で開放されてるなんて、すごいですよね。都心の中の都心ですが、実は観光気分が味わえる場所だったのですね! |