■ 湯島(2003年2月) |
住所こそ湯島ですが、ここはお茶の水駅のすぐ北側です。神田川にかかる聖橋からみる広い空が、ぼーっと眺めていて気持ちいいです。両側は本郷台地…こんな所に水なんて流れるの?と思っていたら、これは人工の川だったんですね。なんでも江戸の治水のために、日本橋川から流れを変えたものだとか。こんなに谷深く掘るなんて、すごい事したんですね。 |
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聖橋を越えると、右側に木々が生い茂った場所があります。ここが湯島聖堂です。その名前から西洋式の建物というか場所だとばっかり思っていたのに、中国風な雰囲気にちょっとオドロキました。そういえばここは孔子廟であり、儒学の場だったんですよね。 門の前にたつと、その場所は何か緊張した空気で包まれているような感じがしました。他に人がいなかったから?それとも、その黒い門構えから? 一歩中にはいると、そこは時間が止まったかのような空間。外界と遮断された、それほど広くない空間の隅で、おじいさんがじっと座っていました。ささいな音すらも聞こえてこない、静寂の空間です。 |
屋根の上にはかわった形の鯱が。きっと何か意味があるのでしょう。私にはわからないのですが。。。 |
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境内を少し降りていくと、そこには孔子の像がありました。優しい表情というか、なんか腰が低そうな感じ。きっと、その揉み手のせいでしょう。 |