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 ■ 西表島---ピナイサーラの滝(2002年5月)

 陸地から少し奥に入ったところにあるピナイサーラの滝へ行くには、ジャングルを歩いたり川を渡ったりして行きます。今回はカヌーを利用して行くことにしました。お世話になったのは「ロビンソン小屋」さん。西表では老舗にあたるお店なので、ガイドもあわせてお願いしました。

 海中道路(旅行記編参照)が通る船浦湾からカヌーに乗り込みます。とっても広いのですが、川の流れにあたる水路以外はかなり浅く、この日はほとんどが膝下しかありませんでした。場所を間違えるとカヌーが動かなくなるほどの浅さです(汗)
 途中の話は帰りに詳しく語るとして、まずは滝を目指しましょう。ヒナイ川をゆっくり上ると、やがて遠くに滝が見えてきました。写真左上にある白スジが、その滝です。これが今回目指すピナイサーラの滝です。

 川の勾配が若干きつくなる所で、カヌーを岸にとめて、いよいよ森の中を歩きます。最初に目についたのは、この土の山。まんなかには大きな穴があります。ガイドの方によると、これはシャコの一種の巣穴で、穴は先ほどの川に繋がっているとのことです。

 次に見たのはサキシマスオウノキです。根が板状になっているのが特徴で、いかにも熱帯の植物、という感じですよね。
 この大きな根に触れるか触れないか程度に、そっと手をあててみました。すると微妙な振動を感じました。なんと、地中から水分や養分を吸い上げている振動なんだそうです。人間の血管の脈みたいなものだそうです。木が生きていることを実感できて感動でした!
 そしてその根っこの板の部分を貫通するかのような枝(?)がありました。これって、結構不思議だと思いません?この板状の根っこって、どうやって成長したのでしょう。。。


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