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 ■ 船橋(2007年5月)


 本町通りから一歩裏手に入ったところにある、御蔵稲荷神社です。太宰治が好み、いくつかの口絵でも背景に使用したというこの神社、今でもその朱色の鮮やかさが美しいです。

 さらに一歩、裏側に入ってみましょう。こちらは「つるや伊藤」という老舗染物屋さん。なんと創業150年ということで、元々の建物は江戸時代のもの。大正時代に2階を増築したのだとか。よくぞ戦争や地震にも耐え残ったものですね。

 1階屋根のところには、こんなかわいらしい看板も。今でいう袖看板みたいなものでしょうか。景観を大切にした味のある看板ですね。今の街並みも、こうした姿勢を見習ってほしいものです。

 こちらは石国工業さんの墓石展示館横に置いてあった置物。河童など、墓石とは何ら関係のないものが置かれています。遊び心で造ったのでしょうね。

 船橋駅に近くなると、だんだん人通りも多くなってきます。ここから先は仲通り商店会。

 今どきの商店街と違って、昔ながらの雰囲気。道なんてこんなに狭いんですよ!でも人が歩くには十分な広さ。車が必須と考える商店街に見慣れた私には、ちょっと新鮮でした。

 この商店街、一見古くて時代に取り残されているかのように思えますけど、こんな感じで今どきっぽいお店も何件かあったりします。こんなカフェ、代官山あたりにもありそうですね…って、言い過ぎ?