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 ■ 両国(2006年6月)


 回向院をあとにして、再び両国の街中を歩きます。最近はどんどん開発されて、新しい建物が建っていますが、そんな片隅には、まだまだ昔ながらの民家が残っていたりします。

 そして、こういう街中には必ずといっていいほどあるのがお稲荷様。飯澄稲荷というそうです。小さいながらも、地域の人たちの神様になっているんですよね。

 建物が並ぶ一画に突然現れるなまこ塀。吉良邸跡、赤穂浪士討ち入りのあった所です。正式名称は「本所松坂町公園」ということなのですが、ここを公園と理解する人はまずいないでしょう。

 中に入ってみると…それほど広くない場所に、いろんなものがぎゅっと詰め込まれています。こちらは首荒いの井戸。もう枯れてはいますが、ちょっとオドロオドロしいです。井戸の後ろの白い壁の向こう側、普通の民家なんですよ。どんな気持ちで住んでいらっしゃるんでしょう??

 同じく園内(?)にあるお稲荷様。松坂稲荷大明神とあります。

 門のところには「赤穂義士遺蹟 吉良邸跡」と書かれた碑があります。討ち入りがあった頃の両国(当時本所松坂町)はまだまだ新興住宅地で、現代と同様隣近所との付き合いが薄かったそうです。隣の家で殺人事件が起こっても我関せずというのが現代の風潮ですが、江戸時代も同じだったんでしょうね。

 吉良邸跡を後にして、今度は現代。路地を入ったところにあるMOSHICAという家具屋さんへ向かいました。民家をリノベーションして開いたお店なのですが…

 入り口に張り紙が。「16:00頃戻ります」。今回のツアーで立ち寄るねって伝えていたそうなのですが…まぁこの辺りがフランク(アバウト?)な下町らしさ、といったところでしょうか??ま、これもハプニングということで♪

 せっかくなので中を覗いてみると…結構いい感じの家具が並んでいます。両国に、こんなお店があるんですね。今度機会があったら、遊びにきてみましょう!






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