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 ■ 山手(2006年4月)


 茶倉を出たあとは、山手のほうに向かいました。元町プールの手前に、こんな広場があったんですね。この近くには、明治時代に使われていた、地下貯水槽があるんだそうです。
 関係ないけど、オネエサンを撮影しているアヤシイ人たち、見かけました…

 元町と山手って、すぐ隣なのに高低差がすごくありますよね。結ぶ道も、こんな風に急な坂道になってしまいます。ここは尻見坂。前の人の尻が目の前にくるくらい、急な坂って意味なんでしょうね。

 坂を上りきると、平坦な尾根道になります。横浜地方気象台も、坂をのぼりきった所にありました。昭和2年に建てられたこの建物、一見シンプルな感じですが、細部に装飾が施されています。
 こんな建物ですが、増築部分を安藤忠雄さんが設計することになったそうです。どんな風に変わるんでしょうね。

 尾根道でもある山手本通りに出たところに、有名な外国人墓地があります。写真は正面入り口で、右手の建物は資料館です。

 山手本通り沿いは低い生垣になっていて、外国人墓地越しに横浜の街並みを見ることができます。石畳の道、周囲に点在する洋館とあいまって、ちょっとした異国情緒を感じることができます。

 普段中には入れない外国人墓地ですが、この日は特別に入ることができました。門をくぐると、ちょっとした広場になっていて、関東大震災慰霊碑があります。

 
 資料館の内部です。この外国人墓地の歴史がいろいろと紹介されていましたけど、普段は、資料館以外のことに使われているのでしょうね。

 墓地はこんな雰囲気です。斜面に広がる外国人墓地は、どこからでも横浜の街が見渡せます。今でこそ海岸も埋め立てられ、建物もどんどん建ってしまいましたが、その昔ここに墓地を造ったときは、港を、そして海を見渡せたのでしょう。そして、遠く母国を想いながら、永久の眠りについたのでしょう。 

 ここの墓地は、よく映画で見るような芝生が広がるなかに墓標が並ぶものではなく、お墓が密集するタイプです。
 さすがにお墓の写真は撮れないので、記念碑をいくつか。こちらはSCJマリア像といって、セントジョゼフカレッジ閉校の後、旧校庭からこの地に移設されたものだそうです。墓地を見守るマリア様ですね。

 こちらは沈没事故をおこした米船オネイダ号慰霊碑。周囲を囲む柵が、いかりの形をしていました。