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 ■ 鶴見(2003年4月)



 鶴見駅の西側には、とっても大きなお寺が広がっています。総持寺というこのお寺は、福井の永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山ということで、広い!の一言に尽きます。
 表の道路から一歩はいると、緑に囲まれた参道がまっすぐ延びています。静かで、歩いていて気持ちよかったですよ。

 参道の途中には、いくつかの門があります。手前にあるのは上の写真にある木造の門で、その奥にあるのは下の写真にあるコンクリート製の門です。どちらも巨大で、ただただ圧倒されるばかり。
 高校生の女の子がやたら目立つなと思ったら、このお寺は学校も経営しているみたいですね。境内(併設?)に女子中・高校がありました。こういう参道を通学路として毎日歩いていると、信仰心って芽生えるのでしょうか?


 さらに足を進めると、塀や廊下で囲まれた空間が何重かにわたってあります。その区域を移動するごとに、場の雰囲気も変化していきます。上の写真の門をくぐると、下の写真の世界が現れる、そんな感じです。

 最後の門をくぐると、いよいよお堂です。隣にあるもっと大きな建物が本堂なんでしょうけど、場の雰囲気やここまでのアプローチを考えると、この木造の建物の方が素敵です。右下に写っている人の大きさと比較すると、この建物の規模がわかると思います。大きいでしょ?
 素朴な疑問なんですけど、信仰を重視するなら、規模や迫力は本来関係ないはず。規模や立派さというのは、やはり権力を表しているのでしょうか。こんな事言ったら、怒られそうですけどね。

 範囲を囲っている廊下は、このような感じです。どこまでも続く直線美とでも言いますか。緊張感をもちながらも、差し込む日差しがやわらかい空間ですね。


生麦] [鶴見