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<02/05>蒔田

 

 山のてっぺんは、住宅地が広がっていました。それでも一部はまだ自然が残っています。このように人が歩けるだけの幅の道もあったりして。
 それにしても、この道を通る人なんて滅多にいないのでしょうね。この道の行き着く先は・・・お墓でした。

 そのお墓、実はこの勝国寺のお墓でした。上の写真にある道を歩いていると、このお寺の裏側に出たのです。足利一族の吉良家にちなみお寺だそうです。
 境内は手入れが行き届いていて、いい感じです。鎌倉とかにあってもおかしくない雰囲気ですよね。

 お寺の正面にあった遊膳ささ田さんです。見た感じ、中庭に面したところでお食事できるようでした。昔ながらの建物を活かしたお店で、雰囲気があってよさそうな感じでした。ただし、散歩ついでに寄るには、ちょっと高いかな。

 勝国寺からは少し歩きますが・・・がんばって歩いた甲斐がありました。こんな場所に、こんな遺跡がありました。三殿台遺跡というところです。復元された建物は中に入れ、建物の様子がわかります。この日は家族連れも結構いました。意外と知られているんですね。

 敷地の真ん中には建物が建てられ、発掘された状態のまま保存展示されています。いくつかの住居跡が重なって発見されたようです。古墳時代・縄文時代・弥生時代のそれぞれの時代の遺構が発見されたそうです。そんなに長い間住んでいたなんて、よほど住みやすい場所だったのでしょうね。

 資料館にあった、昭和36年の発掘当時の様子です。今では住宅地となっている周辺ですが、この台地の部分がそのまま保存されています。今の風景とは大分違いますね。