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 ■ 館林(2006年5月)


 最初の旧鷹匠町付近と比べると、この辺りは道が細く曲がりくねっています。町人の街だったのでしょうね。有名所でなくても、味のある建物が並んでいますよ。

 地元の小規模なスーパーで、群馬の大和芋売ってました。これでなんと1本100円!何かしらないけど、思わず買って帰ってしまいました。いやいや、すごく粘り強くて美味しかったです。

 話は戻って、今度は二業見番組合事務所です。昭和13年に建てられた建物で、当時の華やかな姿が想像できますよね。2階には練習舞台もあるそうですよ。ちなみにここの二業は、芸奴屋業と料理業のふたつだそうです。
 この建物、今では地区会館として使われているようです。中、どんな風になってるんでしょうね。

 
 こちらは青龍神社。青龍権現が姿を現したという井戸を囲む、ちいさな神社です。それよりも目に入ったのが「葵の御紋」なんでここに?と思ったら、徳川綱吉って館林の城主だった頃があるんですって。

 もうちょっと歩いてみましょう。普通に建物が立ち並ぶ間の路地に鳥居が。ってことは、ここは参道なの?

 
 路地を進むと、ちょっとした門が見えました。青梅天満宮です。天満宮の名が示すとおり、菅原道真公の関係する神社です。何でも、左遷される際に投げた4つの梅の実の一つがこの地に飛んできたのだそうな。そんな訳ないでしょ、って言いたいけど、これって何かの例えなのかもしれませんよね。「4つ」「梅」が示しているものとは…?

 そうこうしているうちに、館林駅はもうすぐそこ。毛塚記念館(分福酒造店舗)があります。江戸時代からの造り酒屋(今の分福酒造)で、今でも町屋のおもむきを残す国の登録文化財です。今でこそ店舗だけですが、昭和50年までは、周囲には倉庫や酒蔵があったそうですよ。今はと言うと…ちょっとビックリしました。さて何があると思います!?答えは実物を見てみてください(大したものじゃないけどね)

 駐車場の一画というか、広場の一画というか、とにかく不思議な場所に古い井戸があります。「竜の井」です。昭和61年までこの地にあった善導寺境内にあったもので、先ほどの青龍神社の井戸と、さらには城沼と続いていたという伝説があるそうです。でもたしかに、地下水脈はつながっているのでしょうね。

 そうこうしているうちに、館林駅に到着。正面のアーチ状の装飾が凝ってるでしょ?戦前に建てられたものだそうで、こじんまりとしながらも風格のある建物。市の玄関口としての威厳を保っていますね。私鉄の駅なのに、どことなくJRの駅のような雰囲気、といったとこでしょうか。

今回のおさんぽ…というか小旅行は、これでおしまい
5月なのに、ちょっと暑すぎたかな…