■ 岩婦温泉(2012年7月) |
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千倉を離れて、帰り道。どっか温泉にでも寄って帰ろうか…ということで、館山からちょっと北の山あいへ。ここにたどり着くには細い1本道があるだけ。房総半島は整備された道路が多いなか、めずらしく山道っぽい道です。小道はやがて大きな溜池に出ます。 |
そして、その湖畔に建つのがこの温泉。時代に取り残された感のある、よく言えば趣のある、普通に言えば古い宿です。日帰り入浴もできるので、ここでお風呂に入ることにしました。 |
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玄関を入って、いきなりのロビー。この時点で、時代を超越しています。 |
東京近郊とは思えない、宿の廊下。いつの時代から時間が止ってるんでしょう。 |
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浴室に入ってまず最初、温泉らしい硫黄の香りが鼻をつきます。もちろんきつくはなく、いい具合に期待感を持たせる香りです。浴室全体がこの匂いで満たされるのって、すごいですよね。 |
肝心のお湯は、黄色を通り越して透明感のある茶黒。泉質は単純硫黄泉で、pHは7.91。弱アルカリ性です。源泉の温度が低いので加温しているのですが、ぬるめなのでゆったり入れます。 |
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硫黄の香りと、さらっとしたお湯に包まれる、最高の時間です。お風呂を出たあとも、肌がさらさらで気持ちいいです。 そうそう、ここのお風呂、洗い場のカランも温泉のお湯なんですよ。湯桶の色が茶色になってて、香りもしっかり。贅沢です。 |
お風呂あがりに微妙なロビーでくつろごうとしたら、飼い猫が遊びにきました。お風呂あがりの身体だけど、猫と遊んでしまうのは仕方ないよね。 |
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