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 ■ 両国(2006年6月)


 今回のお散歩は、現代美術館で手にした1枚のチラシからはじまりました。アサヒ・アート・フェスティバルの企画、すみだ川アーツのれん会の案内です。いろんなツアーが企画されているようですが、そのなかから「本所ツアー ほんじょにあった、本所の話?!」と「BAR・カフェから見た向島」に参加してきました。

 集合は両国駅に14:30。ちょっと早めに両国について、「江戸蕎麦 ほそ川」というお蕎麦屋さんでお昼ごはんです。ちょっと路地裏に入ったところにあるこのお店、わかりにくい場所にあるのですが、結構いい構えしてます。

 店内は思ったよりも広く、個室風のテーブル席もあれば、路地を眺める広い部屋もあったりします。大きなテーブルが素敵な、落ち着いた和モダンな店内。小学生以下お断りなせいか、ゆったりとした空気が流れています。

 サイドメニューとして、だし巻き玉子を注文。ぷるぷるふわふわっと、出汁のきいた玉子焼きは、お酒が欲しくなる美味しさ。顔を近づけなくても、だしの香りが鼻の奥をくすぐります。他にも魅力的なサイドメニューはいっぱい並んでいて、ツアー参加がなければ、確実にお酒頼んでいたなぁ…

 お約束ということで、せいろを注文。しっかりとした歯ごたえ噛みごたえのある十割蕎麦。十割とは思えない滑らかな舌触り。口の中に広がる上品な蕎麦の香りが嬉しいです。厳選された蕎麦の実を、その日使う分しか製粉していないというだけあります。

 美味しかったので、もう一枚田舎蕎麦を注文。その太さが、口の中で大きな存在感を感じます。せいろと比べてワイルドな味と香りで、ざらっとした舌触りは、蕎麦そのものを感じることが出来ます。田舎蕎麦であるにもかかわらず、ぼそぼそっとしていないところが感動です。

 極めつけは、この蕎麦湯。どろっとして、とにかく濃厚。蕎麦の香りもしっかりとしていて、もまるでスープを飲んでいるかのよう。最高です。






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