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 ■ 茗荷谷(2003年9月)

 坂を下りたところには、小さなお稲荷様がいました。建物と道路の隙間の、それも不整形な場所にありながらも、どことなく品のある感じ。きれいなのぼりからも、地元の方に愛されていることがわかりますよね


 深光寺というお寺です。なんとこのお寺の境内には「みょうが」が自生しているそうです。その昔、この辺りには「みょうが」が自生しており、みょうがのある谷=茗荷谷となったそうです。境内には滝沢馬琴のお墓もあります。

 深光寺の隣にある林泉寺の境内にあるお地蔵さまが、糸でまかれていました。中にはメジャーまであったりして。このお地蔵さま、縛られ地蔵と呼ばれており、願掛けするときに縄でしばり、願いが叶うとほどくのだそうです。メジャーの主は、きっとダイエットを願ったのでしょう…


 お寺を過ぎると、もう駅に戻ってきてしまいました。線路をまたぐ道から見下ろすと、この地が谷であることがわかると思います。
 それにしても、架線のない線路の光景って、都心ではあまり見慣れない光景ですよね。それだけでも、どこかのんびりとした雰囲気が漂っているような気が…

 暑い中結構あるいたので、最後にお茶をすることに。駅前にある茶楽という中国茶のお店に寄ってみました。一煎ごとに深まる香りを楽しみつつ、雰囲気のいいお店でしばしリラックス♪暑い日は冷たいものを飲みたくなるけど、こういう暑いお茶っていうのも、リラックスできていいですね。


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