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 ■ 代田橋(2003年5月)



 駅の名前とは関係ないのでしょうけど、駅は川をまたがっています。でもこれ単なる川じゃなく、旧玉川上水なんです。上の部分に蓋がされて暗きょとなっている場所が多いなか、このように普通の「川」として流れている部分もあるんですね。

 玉川上水とは、昔の水道。そしてその近くにあるのが和田堀給水所です。大正13年にできたこの給水所、やはり味があります。水道事業といえば、当時は威信をかけた事業だったのでしょうね。単なる施設ではなく、随所に装飾が見られる・・・そんな感じです。今でも現役で使われている水道施設なので中に入れないため、外から見た印象ですけど。後から知ったのですけど、桜とツツジの季節は、一般開放されているんですね。もうちょっと早く来てれば、中に入れたのに。


 住宅地のまん中にある小さな神社、羽根木神社です。小さい祠で見向きもされなくなった場所が多いなか、ここは地域の方に大切にされているようですね。小さいながらも、どこか品があるような感じがしましたよ。

 先ほどの駅の橋の近くには、このような橋がかかっています。歩行者専用のこの橋の名は「ゆずり橋」


 玉川上水の上の緑道には、お地蔵さんがいました。何やらいわれが色々と書いていたのですが、達筆すぎて読めません。もともと川だったこの場所にお地蔵さんがいるなんて、何か理由があるのでしょうけどね。
 ちなみに、頭の上にある傘のようなものは、お地蔵さんを囲っている骨組みからぶら下がっていました。

 緑道は環七で切れてしまいますが、地下を横断する歩道が用意されています。この地下道、よく見ると環七の地下を通っている配管がもろにむき出しになってます。道路の下って、こんなに配管があるんですね。社会科の教材になりそうかな?


 玉川上水が自然の川のような状態なのは、ここにもありました。コンクリートで固められなどせず、土や木などの自然の形で残っています。そういえば最近、このような川って都心ではあまり見られなくなってきましたね。
 面白いのは、上の写真にある看板。管理しているのは東京都水道局、つまり水道施設なんですね。見た目は川なのに。。。


和田掘給水所の詳細は04/04に!


03/05][04/04