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 ■ 堀切菖蒲園(2002年6月)

 

 中にはいると、一面に咲き乱れた菖蒲やあやめが広がっていました。紫や蒼、白といった色が広がっていて、なかなかいい雰囲気でした。園内はそれほど広くはないですけど、のんびり過ごすにはちょうどいいかも。お年寄りばっかりだと思っていたけど、若い人も多かったのが意外でした。
 元々この辺りには花菖蒲を栽培する菖蒲園が他にも存在していたそうです。ところが環境悪化などで昭和10年代には閉鎖され、残った堀切園も経営悪化から昭和35年に東京都へ移管し、公園として開園したものが現在の堀切菖蒲園だそうです。
 他のところも今でも残っていたら、結構ステキなエリアになっていたかもしれませんね。

 園内には、とにかく沢山の種類の菖蒲があります。写真は「奥万里」という品種だそうです。色も形も様々な品種が並んでいて、ゆっくり眺めても飽きないと思います。
 この日は暑すぎて、ゆっくり見るどころではありませんでしたが。。。

 菖蒲園を後にして、住宅地を歩いていました。突然目にはいったのが、このガソリンスタンド。人の気配がないのもすごいですけど、この建物の屋根。なんでこんなに草木が生えているのでしょう?まるでジャングルです。

 お寺巡りのHPのようになってしまいましたが…ここにも古くて大きなお寺がありました。極楽寺です。手前に芝生が広がる境内って、やっぱ開放感があっていいですよね。

 この辺りには、近世における講集団である女人講により建造された石橋があったそうです。その橋のたもとでは、出産に伴って亡くなった妊婦の供養のためにたくさんの人に水をかけてもらう儀礼があったそうです。そしてその橋に使われていた石の一部が、境内の一角にあるこの石だそうです。
 ひと昔前は、出産するのも命がけだったのですね

 お寺の一角にある、いぼとり地蔵です。お地蔵さんの手前にはなぜか塩の山がありました。別名塩地蔵とも呼ばれているようです。果たして、この塩はどのように使うのでしょうか。一見さんの私にはわかりませんでした。