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 ■ 本郷(2001年9月)

 

鳳明館という旅館です。明治時代の建物だそうです。この宿自体がどうなのかはよく知りませんけど、昔からありそうな旅館が、この付近にはいっぱいありました。東大のまわりは、最近でこそこのような旅館を使う機会って減っているんでしょうけど、昔は繁盛していたんでしょうね。でも、どのくらい昔なんだろう?

違う旅館なんですけど、玄関が開いていたのでちょっとのぞいてみました。懐かしい感じのする宿ですね。温泉旅館ではなく、都心にある点には注目しあちですね。


道路脇というか、道路のなかにあるような感じの「本郷薬師」で、病にきくといわれています。この時熱心にお祈りをされている方がいらっしゃいました。

「桜木稲荷」の入り口は、建物の間の狭い場所に鳥居があります。ぱっと見は小さいんですけど、意外と大きさはありましたよ。何のいわれがあるのか、よくわからないんですけど、お社の裏側にお稲荷さんがいたのには、ちょっとオドロキました。「こんな所に・・・・」という感じです。


今は洋品店となっている「かねやす」というお店は、江戸時代は歯磨き粉で有名なお店だったそうです。防災の面から、この地までは瓦葺きの建物が続き、これより先は茅葺きの屋根が続いていたそうです。ちょうど境目だったみたいですね。そこで、写真のように詠まれたようですよ。

「鐙坂」と呼ばれる坂です。鐙とは、馬具で足をかける部分のものだそうです。その鐙に坂の形が似ているから、などの理由で名付けられたと言われています。何も言われないと、何も感じないような坂なんですけどね。でも、こういう路地裏っぽい坂道って、この先なにがあるのかという期待感で楽しいですよね。

「炭団坂」は、きれいに整備された階段です。きれいすぎて、ちょっと風情はないかも(^^;
名前の由来は、「炭団を商売にする人が多かった」とか「炭団のように転がり落ちる人が多かった」などというものだそうです。そんな安直な付け方なんかい!
この崖の上あたりに、坪内逍遙が住んでいたそうですよ。



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