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 ■ ラパス(2002年11月)

 

 中3日という短い日程だったためラパス滞在はあっという間に過ぎてしまいました。帰りの便のリコンファームは、市内の航空会社窓口で到着した翌日には済ませており、なんとその時点でボーディングチケットに替えてもらっています。なんでも電話でよりも、この方が確実だからだそうです。電話の場合が不確実なんて、ちょっとアバウトしや過ぎないか?

 最終日はホテルをまだ暗いうちに出発して、空港に着いたのは陽が登るかのぼらないかという時間でした。空港到着後チェックインをして、あとは飛行機が出るまでの間、最後のペソを使い切ってのんびり過ごしました。しばらくして気づいたのですが、荷物を預ける時セキュリティチェックを受けていません。横にはそのようなエリアがあって、みんなチェック受けているのに。それに、チェックインの時に必要なはずの出国税21ドルを払っていません。まぁ何も言われなかったからいいのでしょう。出国手続きをするエルモシージョでやるのかな・・・?
 帰りの飛行機は、ロスでの乗り継ぎがたったの2時間半しかありません。成田行きの便のチェックインをする事も考えると、ロスまでの便が遅れると大変なことになってしまう可能性もあります。遅れることで有名らしいアエロカリフォルニア。無事に出発するかどうか、実は東京を出発する前から非常に気がかりだったのでしたが、なんと定刻の5分遅れで出発しました。助かった!

 ラパスを出た飛行機は、同様出国手続きも兼ねてエルモシージョという街に着陸です。飛行機から見えた街は結構大きくて、空港施設もラパスより立派でした。アメリカ各地へ向かう飛行機が出ている所を見ると、中継拠点のような感じなんでしょうね。
 空港に到着すると、行きと同様一度飛行機を降りて出国手続きを行ったのですが。。。結局21ドルは請求されませんでした。出国税を支払うことなくメキシコを離れることになったのです。ラパスでは払わなくていいのか聞いている白人の姿も見かけましたが、係員は「いいのいいの」と言っていたような感じ。本当にアバウトなんですね。てゆーか、払わなくていいの!?
 出国手続きを終えると、搭乗待合室でしばらく待機です。案内表示にはGate5と書かれていたのですが、どう見てもGate1のような雰囲気。どこにいたらいいんだろうと思ってウロウロしていたら、私と同じ、飛行機を降りる時に渡された乗り継ぎ用のチケットを持った白人の集団もウロウロしていました。「とりあえず同じチケットを持った人の近くにいれば大丈夫だろう」と思って彼らに近づいたのですが、彼らも同じ考えだったようです。よく見ると地元っぽい人は、ゆったりと座っています。ちゃんと英語を理解できるはずの人たちも含めて、旅行客はみんな同じような行動をしているのには笑ってしまいました。航空会社の案内って、ほんとアバウトでした。

 そうこうしているうちに、結局Gate1からロス行きの飛行機に再搭乗です。搭乗口の係員に名前を告げると、係員が持っている搭乗者リストに蛍光ペンでチェックを入れるという確認方法です。
 建物を出ると、飛行機までは滑走路脇を歩いての搭乗というのは変わりありません。ボーディングブリッジと違って開放的で、気持ちいいですよね。しかも見える景色はこのような風景だったりするとなおさらです。でもこの景色も、もう見納めなんだよなー。。。

 飛行機から見える景色は、荒野の広がる壮大なものです。日本ではお目にかかれない景色が続くと、本当に感動しますね。すぐに見飽きてしまいましたが。。。
 写真は、カリフォルニア湾の一番北端です。左側が南方向で手前がメキシコ本土、奥がカリフォルニア半島です。右から流れてくる川はコロラド川で、グランドキャニオンからここカリフォルニア湾に流れています。多くの大型生物が見られる肥沃な海は、この川のお陰でもあります。これまで地図の上でしか知らなかった場所を目の当たりにすると、結構感動しましたよ。

 そうこうしているうちにほぼ定刻でロスに到着。入国手続きをしようとしたら「関税申告書は持っていないのか」と係員に聞かれました。なんか書類は必要なんだよなーとは思っていたけど、やっぱりそうだったみたいですね。持っていないと言ったら、別の窓口に行くように言われました。床に書かれているラインに沿って、本来の窓口から離れた場所まで進むと係員から「アエロカリフォルニアで来たのか」と開口一番に聞かれて「そうだ」って答えたら、仕方ないなという顔をされて書類を書いてくれました。気が付くと私の後ろにも同じような人が続々ときて、係員もあきれた表情をしていました。飛行機の客室乗務員は、ちゃんと書類の案内くらいしてほしかったなー。
 そんな事がありながらも、無事アメリカに入国。シンガポール航空のチェックインを済ませてお昼をたべて、いよいよ日本に帰国です。これまでのスペイン語圏から英語圏にきたうえに、空港内は日本語の放送まであります。ほとんど見かけなかった日本人をいっぱい見かけたら、まだロスなのにもう日本に帰ってきた感じがしてしまいました。
 


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