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 ■ 新野地温泉(2000年12月)

 福島近郊の土湯峠近くにある、この温泉に遊びに行ってきました。山に入っても雪はちらほらと見える程度でした。今回の目的は「雪見の露天風呂に入る」だったのに、これでは無理かな。。。
 最初はあきらめていたのですが、進むにつれて雪がいっぱい!しかも段々ふぶいてくるという展開に。周辺のいくつかの温泉を通り過ぎながら、期待感はどんどんたかまります。

 いよいよ目的の宿「相模屋旅館」へ。この宿は「日本秘湯を守る会会員」でもあるそうです。
 建物自体は近代的なつくりで、普通の露天風呂かな?と思っていましたが、お風呂の方へ向かうと、いきなり通路がひなびた感じ。期待感が高まる中、この通路を進んでいくと・・・

 目の前に飛び込んできたのは、この写真の風景。見た瞬間、妙にテンションが上がってしまいました。服を着たまま外にある露天風呂(写真は女湯。男湯は左側にあります)まで行きました。

 露天風呂は、完全に雪景色に溶け込んでいました。すぐ横にある脱衣場(と言っても簡単な屋根があるだけ)で服を脱いだ瞬間は雪が体にあたってとっても冷たかったけど、湯船につかればそこはもう極楽!
 ちょっと吹雪がすごかったけど、乳白色のお湯は最高せしたよ。

 続いて内風呂へ、雪降る中コートだけを着て移動しました(着替える事が出来ないほどの吹雪だったの)。
 内湯は総檜造りの、同じく白色系のお風呂です。風情のあるこのお風呂を貸切状態で占有できて、かなりご満悦状態でした。おおきな旅館などではなく、こういうひなびた感じのお風呂っていいですよね。

 温泉に行く途中の道路にあったフェンスです。風よけの為にあるのですが、よく見ると隙間があります。聞く所によると、横から吹きつける風を道路面に向けて、雪を吹き飛ばす役割をしているそうです。東北地方ではよく見かけるそうな。