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 ■ 藤の間(2000年10月)


ふつーの下宿屋「梅月荘」です。私が入ろうとした時、住人の方がスリッパ置いて、外に出てきました。本当に、こんな所にギャラリーが??不安なココロと共に、ぎしぎし鳴る急な階段を登っていきました。普通の廊下に、張り紙があります。恐る恐るドアを開けると・・・

中では、ちゃんと写真展をやっていました。谷中・根津に住んでいる方・お寺の盆栽等を撮ったものです。
建物の古さ・照明の感じ・当日の曇り空・・・様々な要因から、すごく不思議な感覚の空間でした。

奥に台所があります。実はこの部屋、今回のart Linkの事務局をされている方のご自宅です。写真展として使用していますが、夜には隣の部屋(畳部屋)で寝ているそうです。
ちなみに、その畳部屋にはちゃぶ台があって、お茶をごちそうになってしまいました。「よくここに来てくれたねー」って、作家の方に言われてしまったよ。なんだか、友達の家に遊びに来たみたい。

建物全体じゃないけど、そとから見た写真です。この部屋が写真展会場でした。
ちなみにこの部屋、元々は赤線の時代の、留め置き(?)の部屋だったそうです。その名残か、各部屋には「藤の間」「桜の間」「菖蒲の間」といった名前がついています。